昭和14年
 新潟県新井市生まれ
母が子供の頃の暮らしを
  絵手紙で綴りました
ともえの部屋
五月三日は春祭り
この季節家の前
ツツジの花がいっぱい咲いた
母に白い木綿糸を針に長く通してもらって
糸の長さいっぱいに花を通した
雨の日も又楽しや
ガゲ(雁木)で歌など うたいながら
雨垂れをじーっと見ていると
体がぐんぐんと
空に上がっていく 不思議な気分さ
十九違いの姉がお嫁さんになった
姉の顔を下から見上げたら
頭のかんざしがキラキラ揺れて
とてもきれいだったことが記憶にある